相棒 8 元日 スペシャル [相棒8]

「特命係、西へ!死体が握っていた数字と、消えた幻の茶器の謎…東京~京都・連続殺人と420年前の千利休の死の秘密が繋がる!?」でしたね。

冒頭、京都のどっかのお家の古い蔵の中を見させてもらう男性。明治の頃の山崩れで、、、なんて言ってたくらいですから、そうとうな旧家。
蔵の中で見つけ出した木箱、そこには「利休」?って書いてるある感じで。箱を開けて中の包を広げた男性は驚嘆した顔。。。
元日スペシャルは爆弾魔が出てくるようなお話ではなさそうで、千利休がかしこまって出てきてしまった!!
【送料無料】千利休101の謎

【送料無料】千利休101の謎
価格:650円(税込、送料別)


そして1週間後、さっきの男性と思われる男性が東京で遺体で発見。歩道橋の上から転落死。もちろん捜一トリオ、じゃなくて三浦さん(大谷亮さん)は今回全然出てこなかったね、捜一コンビ?に特命係も出動よ。
男性は高村って京都で呉服店やってる人で、やっぱりさっきの人の様子。手には引きちぎられた形跡のある4桁の数字が並んだ紙を握っていた。ダイイングメッセージ?暗号?とも思われる。しかし、最近現場付近ではひったくり被害の多発のため、捜査本部はこれもその延長の強盗傷害路線へ。。。
もちろん特命係はそんな簡単な見方しない。右京さん(水谷豊さん)は数字の紙も気になるし、高村が泊まってた旅館で聞いた話も気になった様子。最初に通した桐の間を嫌がり変えてくれと。ツタでもイオリでもって、結局梅の間に落ち着いたとさ。。。

高村の携帯の通話記録から、死んじゃう30分前の最後の電話は都内のホテルに掛けてることがわかり、ホテルに聞き込みに。先に捜一コンビが聞き込み済みで、高村から宿泊客につないだような電話は無かったとのことで。代表番号だから問い合わせの電話だったかもしれないしと。。。
そこへ現れた女性。壇れいさん。パッタリ対面した神戸(及川光博さん)は驚き。女性も驚き顔。大学時代の友人と右京さんに紹介するけど、「友人」の前に間があったということは、まず「彼女」だったってこと。その女性・細野唯子は再会の嬉しい表情ではなく浮かない顔で、今は父と同じ研究員をしていると言って足早に行ってしまう。

だけどフロントでキーを受け取った唯子に、フロント係は「高橋様」と呼びかけて書類を渡す。フツーならあれ結婚したのだろうと思うけど、そこは右京さん、フロント係に確認。
フロント係もつい、「今の方は確か、、」って右京さんのフリに、「526号室にお泊りの高橋様です」と答えてしまう。おまけに下の名前まで「まさこ様です」。ま、警察相手だから許されるか。。。
苗字が変わっただけなら考えられるけど、下の名前が変わるってことありませんから。偽名使用か。。。更に詳しくフロントに尋ねると、「細野唯子」って人が泊まってるか調べてくれっていう電話があったっ事が発覚。お話を聞こうと部屋に行くが、既にもぬけの殻。複数人の男性に囲まれて脱出した模様。これで細野唯子は何者だ?とマークされる。

そんな中、高村の奥さんが京都から上京。そんな情報も入れてくれる米沢さん(六角精児さん)って。。。
奥さんから話を聞くと、高村は家業を任せっぱなしでフラフラ何かしてるような人で、帰ってこないこともしばしば、東京に行ったことも知らず。でも女がいたのは間違いない様子。
そんな奥さんに高村は歴史好き千利休好きではなかったか?と尋ねる右京さん。好きだったかしれないという答えにニンマリ右京さん。
ようやく神戸に種明かし。桐の間を嫌がった高村。部屋表札には名前と一緒に家紋が書かれていて。桐がダメでツタならいい、イオリなんてあるかしらって、イオリと聞く人が聞けば利休庵だってすぐわかるらしい、右京さんクラスならでは。桐の間に書かれてあったのは桐は桐でも太閤桐。太閤ってのは言わずとしれた太閤秀吉の家紋。利休は秀吉に切腹させられてますからね。って神戸は?だったみたいだけど、これはるークラスでも当然知ってましたよ。
そして高村が握ってた紙の数字は下にいくほど増えてて年号ではないか、とすればそれは安土桃山時代。最後に記されていた1591年は利休が切腹させられた年。
これはもう高村が歴史好きの利休好き、何かそれが関係している事件に違いないと右京さんは推理。特命係は捜査に顔を突っ込みすぎたせいで強制休暇を与えられちゃったもんで、右京さんはたまきさん(益戸育江さん)を紅葉狩りにと誘っていざ京都へー。でもたまきさんがずっと相棒するわけなく、ちゃっかり京都駅に神戸を呼んでいて、夕食でって2人を置いて行っちゃったー。で、京都で勝手な捜査活動となりまして。。。

高村が入っていた利休研究の集まりが、唯子の死んだ父さんが始めた七哲庵という利休研究の集まりだったことがわかり、高村と唯子の関係は明らかに。でも唯子は事件当日アリバイをただ人と会っていたとしかしゃべらない。
七哲庵の1人・牧瀬妙子(山口美也子さん)が殺されるが、お香の線香を燃やして時間を計る香時計のトリックも右京さんはすぐ解明。メールで呼び出されて現場にいて犯人扱い、警察で事情聴取となってた唯子を救いまして。
でも勝手な捜査がバレてお呼び出し、一旦東京へ戻る。また処分を受けそうなところ、小野田官房室長(岸部一徳さん)が救いの手。むしろ、唯子を守るために。もっとも、右京さんはちゃんと察しがついてて、唯子をガードしてる人物が厚労省の人だろうってお見通し。唯子はIPS細胞の研究とやらをしていて、これは莫大な利益を生み出しかねない、超機密。だから超ガードされていた。高村の事件当日もその絡みで医療関係企業の人と会いた。

これで唯子は殺人事件には関係なさそうだが、七哲庵や利休のことでやはり何か隠し事をしてる模様。
米沢さんら鑑識と捜一コンビの頑張りもあり、高村が東京に来たのは東京歴史博物館の学芸員の先生を訪ねるためということがわかり。でも結局会えず。歴史がひっくりかえるような大発見、千利休の幻の茶器ってふれこみだったそうで。やっぱり謎は京都、利休にあり?!

唯子が黙って神戸に託した父親の遺稿から、その年表をもとに読み解いた右京さんの推理で話はもの凄い壮大になっていく。
織田信長は明の国王から日本の国主あてに贈られた、天下人と認められる茶器を手に入れたからこそ天下人と称し上洛を果たしたのではないかと。明智光秀はその茶器を手に入れるためにに信長を本能寺で討ったのではないかと。でも光秀はその首、いやいや茶器を見つけることは出来なかった。茶器を手に入れられなかったからこそ、三日天下でサッサと秀吉に討たれてしまったのではないかと。そしてその茶器を手に入れていたのは千利休ではなかったかと。だからこそ秀吉は茶器を政治的に活用した利休を重用するしかなく。そして秀吉は天下統一を前にお墨付きとなる茶器を自分に譲れと迫り、それを断った利休を切腹させたのではないかと。。。右京さんの壮大な推理(安土桃山時代の再現ドラマ付)。

そして冒頭の旧家の古い蔵へ特命係もたどり着き。。。
高村は幻の茶器を奪うために殺されたのではないか、犯人はそれを妙子に売ろうとして、でも奪い合いになり殺してしまったのではないか。
そして妙子を殺したのは高村に話を聞いていてお金に困ってた美都子だった。線香の箱に残ってた傷が指輪の引っかき傷とわかる。でも妙子は高村殺しは否認し、持っていた茶器も高村が奪われたものではなかった。でも実は高村が手に入れたのも幻の茶器ではなく、後世に焼かれた茶器だった。
で年表をもっと読み解いた右京さん、本物の茶器は唯子のお宅、父さんの金庫の中に既にあるのではないか?と。そしてホントに出てきた。茶器が。

もう壮大な歴史の謎、世紀の大発見のために起こった事件と思われたんだけど、実は実はこの歴史の謎が周到に仕組まれていた計画だったとはね。。。唯子に金庫を開けさせるための。。。
高村殺しの犯人は七哲庵の1人で、唯子と同じ研究所に勤める研究員の前川(橋爪淳さん) 。前川は唯子の父さんの遺稿に手を加えて今でも茶器が眠っているように思いこませた。唯子が金庫から茶器を出すようにしむけ、なぜなら金庫の暗証番号を研究室の厳重なロックの暗証番号に使ってるを知っていた。でも高村が他の場所からそれらしき茶器を見つけて、東京に鑑定に行くとなると。専門家に見られたら遺稿の改ざんがバレてしまうので殺害。だからカバンも握りしめてた年表も奪っていった。前川にとったら幻の茶器なんてどうでもよく、唯子が持っている機密情報の方が欲しかったわけさ。インサイダー情報で、株で大儲けしようとしてたなんてね。。。歴史の壮大な話が、あさましいことに使われた。

特命係が絡んで金庫が開き、暗証番号がわかったけど、そうでなけらば前川はどうやって金庫を開けさすまでやってたんだろ。どんだけ大儲けしようとしてたかはわからないけど、それはそれで気の長いすんごい壮大な話。。。
でも既に前から情報漏洩の不穏な動きをつかまれてたからこそ、唯子は完全ガードされてた。て父さんがまだ研究所の所長の時代にも情報漏洩があった。そこまでお見通しだった右京さんって。。。父さんは娘の先行きを考えて周囲に従い、情報漏洩を公にせず。そしてそれを知っても父さんを告発出来なかった自分が、警視庁に就職する神戸とは付き合っていけないと何も言わず別れていた。

唯子と神戸の最後の抱擁。言うに言えなかった別れの理由。年月を経て、事件が解決して、交わり合えた2人。でももう元に戻ることはない。。。
ずいぶん人間的な神戸を知って、京都に2回も一緒に行っちゃって、もちろん事件も解決し、右京さんはずいぶん打ち解けた。花の里に誘っうようになりました。

元日スペシャルは大晦日の年越し事件じゃなかった。ドキドキの年越しもいいけど、シッポリ出来そうな感じで終わって、それはそれで素敵な終わり方。京都の街もホント素敵。このまま次回が年越し事件のスペシャルだったら、ひっくり返るくらい面白いんだけど。。。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。